第17回SJS交流ウェビナー2/26(木)「世界最先端の木造会社に見る持続可能な資源循環」

2025年に創業150年を迎えたブルーマー・レーマン社は、東スイスを拠点に約600人の従業員を擁する木造会社・木材メーカーです。世界トップクラスの技術力を背景に、国内外で数多くの先進的な建築プロジェクトに携わり、著名建築家との協働によって高い評価を得てきました。

同社の活動は、三次元曲面を用いた高度な木造建築にとどまらず、ユニット構法やパネル構法によるオフィスビルや集合住宅、文化・教育・スポーツ施設、さらには橋梁や産業施設にまで及び、木造建築の可能性を幅広く示しています。

一方で、ブルーマー・レーマン社の原点は地域に根差した製材所にあります。敷地内には、製材から加工、集成材・CLT生産、木造建築、さらには副産物を活用したペレット製造やエネルギー供給設備までが集積され、地域材を余すことなく活用する循環型の生産体制が構築されています。加えて、木造業界の人材育成においても、職業教育から継続教育まで幅広く取り組んでいます。

本講演では、同社の5代目オーナー兼CEOであるカタリーナ・レーマン氏をお迎えし、約30年にわたって同社を率いてきた企業家としての視点から、イノベーションと持続可能性を両立させる経営の実践についてお話しいただきます。

セミナー当日はスイスよりの生配信なので可能な限り質疑応答にも対応し、持続可能な社会づくりに役立つ最新情報をお届けします。

講師プロフィール

Katharina Lehmann

カタリーナ・レーマン blumer-lehmann.com
ブルーマー・レーマン社 CEO、取締役会代表、5代目オーナー。経済学修士。
1972年生まれ。スイスを代表するビジネススクールであるザンクトガレン大学にて経営学を学ぶ。在学中の1996年より家業であるブルーマー・レーマン社の経営に参画。以降約30年にわたり、同社の木造建築・木材事業において技術革新と事業拡大を主導してきた。

その過程で、同社は高度な木造建築技術を基盤に国際的な事業展開を進めると同時に、資源循環を重視した生産体制の構築、環境・経済・社会の三側面を統合した持続可能性の向上に取り組んできた。従業員数は就任当時の約66人から600人以上へと成長している。

自社経営にとどまらず、熱帯雨林の持続可能な利用、国産材および木造産業の推進、木材によるCO₂貯留効果の社会実装など、多面的な活動を通じて持続可能な社会の実現に尽力している。

【開催日時】2026年2月26日(木)17時00分~18時半(スイスより生配信)
【参加費】1,000円(学生500円)
【お申込専用サイト】Peatix→
https://peatix.com/event/4762342/
*賛助会員の方はお申し込み不要です。事前にメールにてリンクをご案内します。)


共催:株式会社イケダコーポレーションSJS スイス-日本サステナビリティ交流会
後援:泉谷木材商店株式会社Dotネクストプロジェクト一般社団法人 エネルギーエージェンシーいわて
お問合せ先:SJS スイス-日本サステナビリティ交流会

(写真提供:blumer-lehmann.com

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