「気候中立の集落にしたい」という熱意から始まるプロジェクト事例

2021/11/7 滝川薫Facebook・アーカイブス

森に囲まれた集落の隣家で、明日から木造パネル(手前の荷台)の組み立て開始です。

景観保全地域に隣接するので、ここにあった農家の納屋と同じボリュームで、3階建ての集合住宅とイベント・農家ショップ空間ができます。

3日間で棟上げだそうです。

階段室と斜面に食い込む地下部分、基礎はコンクリート。それ以外は、裏の森で真冬に新月伐採した材を地元工務店が加工したマッシブな木造。

気候中立の集落にしたいという熱意を持った地主さんと村長さん、地元の元銀行家の方らが中心となり建設協同組合を立ち上げて、賛同する地域住民の出資で建てられます。

集落のミニ地域暖房の熱源リニューアルも兼ねたプロジェクト。チップサイロの中は地主さん家族のセルフビルドです。

写真の普通のチップボイラーと並んで、植物炭も製造する、小型の木質ガス化ボイラー(電熱併給、熱のベース負荷用)も併設される予定だそうで、興味津々です。

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