第10回SJS交流ウェビナー3/26(火)「オーガニックワイナリー・レンツに見る持続可能なワイン造り」

第10回SJSウェビナーのテーマは、昨年の第7回以来のビオ企業。
スイスのオーガニックワイナリー・レンツ社から生配信でお届けします。

スイスでは有機認証を受けたオーガニック・ワイナリーの数は増え続け、ブドウ園の2割がオーガニックワイナリーへと転換しています。中でも、国際的にも評価される高品質なオーガニック・ワインを提供するのが、醸造家のローランド・レンツさんです。

オーガニックワイナリー・レンツは東スイスのトゥールガウ州で、30年前よりオーガニック・ワイン造りに取り組んできました。Demeter認証(ビオディナミ農法、有機認証の中でも最も厳しい基準)を受けたワインを、年間30万本製造しています。

ワイナリー・レンツでは
・地力を豊かにする農法
・耐菌性のある強健な品種
・生物多様性
・品種の多様性
・混合栽培
をキーワードに、生命力の強いブドウ園を実現。
この温暖化の時代においても、高いレベルでの安定経営と高品質で個性的なワイン造りを実現しています。

また、40の健強なブドウ品種から60種類のワインを醸造しており、そのワインは国内外で高い評価を得ています。2023年には、欧州で最も厳しい環境基準を持つオーガニックワイン販売会社デリナートから、ヨーロッパで最も優れた「生物多様性ワイナリー」に選出されました。

当日は、経営者でワイン醸造マイスターのローランド・レンツさんに、この30年の取り組みから得られた知見について伺います。

【講演のポイント】
・ビオディナミ認証のワイン造りからの経験
・耐菌性品種PIWI:ブドウの95%を強健な耐菌性品種に転換、育種活動
・動植物の生物多様性の促進:ブドウ畑の15%を生物多様性面積、そのネットワーク化
・エネルギー自立:省エネ、太陽光発電、排熱利用、地熱、蓄電池でエネルギー自立
・混合栽培、パーマカルチャー

講師紹介
ローランド・レンツ氏
Lenz社創業者、ワイン醸造マイスター

持続可能なワイン造り・農業のビジョンを掲げ、実践。スイスのオーガニックワイン業界を牽引する。その生物多様性とエネルギー自立に関する取り組みはスイスでもユニーク。
URL: https://www.weingut-lenz.ch/home-2.html

【開催日時】2024年3月26日(火曜日)17時00分~18時30分(スイスより生配信)
【参加費】1,000円(学生500円)
【お申込専用サイト】Peatix→
https://peatix.com/event/3819538

ウェビナーは、Zoomによるオンライン生配信で行います。当日は通訳者を介して直接レンツさんに質問できる時間を設け、持続可能な社会づくりに役立つ最新情報をお届けします。

主催・お問合せ先:SJS スイス-日本サステナビリティ交流会
後援:JIA 環境会議、JIA 関東甲信越支部/ 杉並地域会、フロー株式会社
写真提供:Bioweingut Roland und Karin Lenz

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