これまで10回のSJS交流ウェビナー開催の内、持続可能な建築についてのテーマが4回行われてきました。いずれの回も協賛企業として支援いただいた株式会社イケダコーポレーション様より、5月20日(木)に大阪で開催されるリアルセミナーのお知らせです。
欧州のサステナブル建築事情に精通したドイツの建築家を迎え最新情報を得ると共に、日本においての外断熱の歴史や建築物理学の視点からの理解も深めるセミナーとなります。また、断熱の効果と湿度が見える形で確認できる非定常熱湿気解析プログラム/ WUFI を使用し、断熱性能だけでなく熱容量と湿度に伴う壁内結露の対策などを講じた、国内での木繊維断熱材の事例紹介もあります。
講師・講演内容
① ヴォルフガング・レーナート氏(ドイツ・建築家)
・EUの「建築生産条例」の変更点と、建築物の効率に関する指針の変更点について
・外断熱建物の防火に関する情報と、欧州における試験方法の確立。ラウンド・ロビン試験の結果の紹介
・欧州外断熱協会(EAE)が主催した2023年外断熱賞(EAEAward 2023)を受賞した作品の紹介
・ドイツ持続可能建築協会の活動内容について
② 辻 充孝氏(岐阜県立森林文化アカデミー 教授・建築家)
「熱貫流率では計れない断熱材の特性」
WUFI(非定常熱湿気解析プログラム)によるデータ解析
・ 断熱性能と壁内結露対策
・ 蓄熱性(熱移送)と湿度移送
・ 木繊維断熱材の特徴など
解析データでみるワンランク上の快適性とは!?
③ 田中 辰明氏(お茶の水女子大学 名誉教授/日本断熱住宅技術協会 理事長)
・外断熱工法の歴史の概要
・建築物理学的な視点からの外断熱工法の説明
・外断熱工法の実例の紹介
・木毛繊維断熱材を使用した木造外断熱住宅の事例について
日時・お申し込み
Bigセミナー「持続可能な未来へ 日本の断熱を考える」
【開催日】2024年5月20日(月) 13:00〜17:00 (開場 12:30)
【会 場】JR大阪駅から徒歩7分 梅田スカイビル タワーウエスト22F A会議室
【定 員】80名
【参加費】一般 ¥5,000/人 、学生 ¥1,000/人(当日学生証提示)
【主 催】株式会社イケダコーポレーション
【協 賛】一般社団法人日本断熱住宅技術協会、株式会社タニタハウジングウェア
セミナー終了後、講師を交えての懇親会を予定(有料/参加希望の方のみ、参加費は当日 ¥3,000/人 ※事前申込割引あり)