2021/10/17 滝川薫Facebook・アーカイブス
コロナ禍の影響により、2020年にスイス・オーストリア・ドイツのビオ(オーガニック)食品市場は、軒並み20%も成長しました。
九州ほどの大きさのスイスで、ビオ食品の売り上げは、年約4770億円に。ビオ食品の一人あたりの消費額は、445スイスフラン(5万4735円)になりました。
特にビオ農家の直売所が人気です。
近くの村のビオ野菜農家のミロさんの直売所(写真)もその一例で、この夏からは新築した木造建築のショップにパワーアップ。分厚い木質繊維断熱材と三層断熱窓が設置され、木でできた野菜冷蔵庫のようです。
ミロさんの農園の野菜や加工品を中心に、パートナー生産者の産品が置かれています。シンプルな無人販売で、顧客が自分で計って、計算し、置いてある貯金箱とお釣り箱で清算するという、スイスの田舎ならではの信頼に基づいたやり方で、とても多くの住民に利用されています。
ちなみにスイスの野菜市場に占めるビオの割合は23.9%となっています。